古代ローマの食事に関するQ&A

「古代ローマ人はどんなお菓子を食べていたの?」という疑問にわかりやすく回答。蜂蜜を使ったデザートや果物の菓子など、古代ローマの甘味文化を理解する助けになれば幸いです。

古代ローマ時代にはどんなお菓子が食べられてたの

古代ローマ人はどんなお菓子を食べていたのかな? 今と比べてどうだったんだろう? スルピキア先生、教えてください!

古代ローマ人も甘いものが大好きでした!彼らは、主に蜂蜜を使ったお菓子を楽しんでいました。砂糖がまだ一般的でなかったので、蜂蜜が主な甘味料だったんですね。例えば、「リブム」という蜂蜜チーズケーキや、ナッツを詰めたデーツを蜂蜜でコーティングした「ドルキア・ドメスティカ」というデザートがありました。どちらも甘くて美味しいデザートでしたが、現在のケーキやクッキーとは少し異なる風味だったかもしれません。

 

面白いことに、ローマ人は氷を使ったデザートも楽しんでいました。今で言うところのシャーベットやアイスクリームのようなもので、氷に果物や蜂蜜を混ぜて作ったものです。これらの冷たいデザートは特に夏の暑い日に人気がありました。こんな昔にも冷たいお菓子があったなんて、びっくりですよね。

 

また、ローマ人は果物を使ったデザートも好んでいました。例えば、イチジクやブドウなどの甘い果物を使ったケーキや、ドライフルーツで作ったキャンディーのようなお菓子もありました。特に裕福な家庭では、シリアから取り寄せた梨やナポリからの栗など、輸入された果物も楽しんでいました。これらのお菓子は、お祭りや特別な日に食べられることが多かったようです。

 

いかがでしょう?古代ローマのデザートは、シンプルながらも非常に工夫されていて、私たちが想像するよりも多彩だったんですね。歴史の中に生きる人々の味覚を想像すると、ちょっとワクワクしますよね!

 

参考文献:
1. 「古代ローマのお菓子について」 - Learn Ancient Rome
2. 「ローマの甘い歯」 - Discentes
3. 「古代ローマのデザートレシピ」 - Romans in Britain

スルピキア

 

紀元前1世紀に活動した、数少ない古代ローマ女性詩人の一人。恋愛詩が特徴で、愛人に捧げた詩が『ティブルス詩集』に収録されている。当サイトに転生し、古代ローマの文化、歴史、社会に関する様々な疑問に回答してくれる。