古代ローマの食事に関するQ&A

「古代ローマで好まれたデザートは?」という疑問にわかりやすく回答。蜂蜜を使ったリバムやナッツを使ったドゥルキアなど、古代ローマの甘味文化を理解する助けになれば幸いです。

古代ローマで好まれたデザートは?

スルピキア先生、古代ローマで好まれたデザートはどのようなものがありましたか?

古代ローマで好まれたデザートは多種多様で、甘味料として蜂蜜が広く使用されていました。また、果物、ナッツ、チーズを使った甘い料理も人気がありました。

 

1. リバム(Libum) - リバムはチーズと小麦粉を主成分とするケーキで、蜂蜜をたっぷりとかけて供されました。宗教的な儀式や祭りで供え物としても用いられることがありました。

 

2. ドゥルキア(Dulcia) - ドゥルキアは「甘いもの」という意味で、古代ローマの菓子全般を指します。特にナッツや果物を蜂蜜で煮たデザートが含まれます。これらは現代のフルーツコンポートに似ており、食後のデザートとして楽しまれていました。

 

3. グロブス(Globus) - グロブスは小麦粉、チーズ、蜂蜜を混ぜて作る小さなボール状のデザートです。これらはしばしば蜂蜜をかけて提供され、お祭りや特別な機会のお菓子として人気でした。

 

これらのデザートは、古代ローマ人にとって特別なごちそうであり、祝祭日や家族の集まりで楽しまれることが多かったです。甘味料としての蜂蜜の使用は、今日のデザート文化ともつながる興味深いポイントです(古代から甘いものに対する愛情は変わらないんですね^^;)。

参考文献:
Ancient Roman Cuisine - Wikipedia (English)

スルピキア

 

紀元前1世紀に活動した、数少ない古代ローマ女性詩人の一人。恋愛詩が特徴で、愛人に捧げた詩が『ティブルス詩集』に収録されている。当サイトに転生し、古代ローマの文化、歴史、社会に関する様々な疑問に回答してくれる。