「ローマ人と動物の関係」に関するQ&A

「古代ローマにもペットを飼う文化はあったの?」という疑問にわかりやすく回答。ローマ人が犬、猫、鳥、魚などのペットを愛し、彼らを家族の一員として大切にしていた文化を理解する助けになれば幸いです。

古代ローマにもペットを飼う文化はあったの?

スルピキア先生、古代ローマにもペットを飼う文化は存在していたのでしょうか?どのような動物が飼われていたのか、その文化について詳しく教えてください。

古代ローマでは、ペットを飼う文化が確かに存在しており、多くの家庭でさまざまな動物が愛されていました。ローマ人は動物を家族の一員として扱い、彼らに対して深い愛情を抱いていました。

 

古代ローマで飼われていたのは、主に以下の様な動物達です。

 

  • 犬: 古代ローマで最も一般的なペットであり、主に番犬として、または狩猟用として飼われていました。しかし、小型犬は愛玩用としても非常に人気があり、家族と共に生活することが多かったです。
  • 猫: エジプトから伝わった猫もローマで飼われ始めました。特に家をネズミから守るため、または単純にその愛らしさから飼われていました。
  • 鳥類: カナリアや孔雀、その他の鳥類も人気のペットで、美しい鳴き声や見た目を楽しむために飼われていました。
  • 魚: 魚も観賞用として池や水槽で飼われており、特に豊かな家庭では庭に設けられた池で様々な種類の魚が楽しまれていました。

 

まあ正直今と大して変わりませんね^^;

 

古代ローマ人はペットに非常に情が深く、ペットの死に際しては公的な埋葬地に葬ることも珍しくありませんでした。多くのペットは名前を持ち、オーナーから深く愛されていたことが、遺された碑文や芸術作品からも窺えます。

 

このように、古代ローマではペットを飼う文化が根付いており、動物たちは社会生活の一部として重要な役割を果たしていました。ペットへの愛情や彼らとの関係は、現代と大きく変わることなく、時代を超えて続いている美しい伝統の一つです。古代人も現代人と同じように、ペットに癒されていたのですね。

参考文献:

 

スルピキア

 

紀元前1世紀に活動した、数少ない古代ローマ女性詩人の一人。恋愛詩が特徴で、愛人に捧げた詩が『ティブルス詩集』に収録されている。当サイトに転生し、古代ローマの文化、歴史、社会に関する様々な疑問に回答してくれる。