なぜコロナートゥスが普及したか|ラティフンディウムとの違い

なぜコロナートゥスが普及したか|ラティフンディウムとの違い

なぜコロナートゥスが普及したか|ラティフンディウムとの違い

コロナートゥスとは、帝政ローマ後期に、従来のラティフンディウムに代わり普及した農業形態の1種です。中世における農奴制の端緒ともなりました。

 

 

コロナートゥス成立の背景

ラティフンディウムとは、富裕層による奴隷労働に頼った大土地経営手法のことですが、「パックス・ロマーナ(ローマの平和)」と呼ばれる時代になり、征服地から奴隷を供給できなくなりました。労働力が不足して経営が成り立たなくなってきたのです。
そこで、奴隷ではなく、自由人の没落農民を小作人(コロヌス)として雇うようになりました。コロヌスに土地を貸し付け、地代を取り立てることで収益を増やすという方針に切り替えたのです。「コロヌスによる経営」だから「コロナートゥス」と呼ばれています。

 

ラティフンディウムとの違い

コロヌスは奴隷と違い、ローマ市民権を持つ自由人で、財産を持つ権利、子孫に財産を残す権利などを持っていました。その為労働意欲が高い者が多く、ラティフンディウムよりも労働生産性が向上しました。

 

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