古代ローマの教育事情|西洋教育史の原点

古代ローマの教育事情|西洋教育史の原点

古代ローマの教育事情|西洋教育史の原点

「教育は国がが行なうもの」というのは現代の常識になっていますが、最初は教育とは国ではなくあくまで私的に行なうものだったので、今で言う公立学校のような場所はありませんでした。しかし帝政期になり、教師という職業の社会的地位があがり、私塾が発達し、西洋教育の原型が作られました。

 

 

教育は父か家庭教師が行なう

教育は基本、勉強は父親が教えるか、家庭教師の奴隷(ギリシア人)を雇うかでした。
親に学がなければ教育など受けられませんし、家庭教師を雇うにしてもある程度の財力が必要でした。そしてほとんどの一般家庭では、子供には教育を受けさせる余裕があるなら、仕事を教え労働力として使うことを優先していました。

 

教育を受けられたのは一握り

子供の教育に力を入れた親というのは、生活に余裕がある一部の富裕層に限られていました。その中でも男子のみです。女性が教育を受けるようになったのは帝政期に入ってからです。

 

教師は下賎な職業だった?

家庭教師は奴隷の仕事でした。当時は教師などという職のは下賎な職と考えられていたからです。ただ知的労働である教師として働いていた奴隷は、農場奴隷や剣闘士奴隷など他の奴隷とは比べものにならないくらい待遇ではあったようです。

 

教師の社会的地位向上

カエサルはローマの教育水準を向上させるため、教師にローマ市民権を与えました。これがきっかけで教師の社会的地位が向上しました。
帝政期に入ると学校に相当する私塾が発達し始め、教育の場が家庭から学校へとシフトしていきます。

 

・教育科目は?

古代ローマでの基本的な教育内容はラテン語の読み書き、国語、数学、歴史などです。
発展として修辞学(スピーチ)、法学、体育、格闘技、乗馬、武器の使用法などを学びます。後半ではギリシア語、ギリシア文学、ギリシア哲学なども学びました。

 

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