古代ローマの文化・社会

古代ローマの文化・社会

古代ローマの文化・社会

古代ローマでは国語表記(ラテン語)の文字として、ラテン文字が使われていました。日本ではローマ字、横文字、英字、アルファベットなどの呼称のほうが馴染みがあるかもしれませんね。今回はこのラテン文字について、ローマで成立する経緯などを紹介していきます。解読者人口が最多ラテン文字は現在、ヨーロッパやアメリカなど全世界多数の国の国語表記で使われており、世界で最も解読者人口が多い文字です。基本的に西洋の文字と...

古代ローマで公用語として話されていた言語はラテン語です。エトルリア語の影響を受けながら発展し、ローマの征服地拡大にともなって、地中海世界全域で話されるようになりました。ヨーロッパ言語の起源ラテン語はゲルマン人により西ローマ帝国が滅ぼされた後も、引き続きゲルマン人らによって使われ続けました。そしてローマ領跡地にやがて成立するフランス、ドイツ、イタリア、スペインといった西ヨーロッパ諸国の言語の起源にな...

古代ローマにおける宗教というとローマ神話が有名ですが、実はローマにはローマ神話の後発で、ミトラ教、キリスト教などの宗教も普及してます。キリスト教は有名ですが、ミトラ教というのはあまり馴染みがないのではないでしょうか。ミトラ教はキリスト教が広まる前に、最も盛んに信仰されていた宗教なんですよ。今回はこのミトラ教についてお話したいと思います。ミトラ教とはミトラ教は太陽神ミトラスを崇拝する宗教で、紀元前1...

古代ローマの繁栄の理由の1つに、通貨の普及による商業の発展が挙げられるでしょう。通貨により流通が支えられ、決して肥沃な土地とはいえないローマが、豊富な物資で溢れるようになったのです。今回はそんな古代ローマで使われていた通貨についてお話したいと思います。硬貨の種類古代ギリシアでは以下の通貨が流通していました。アウレウス(金貨)デナリウス銀貨25枚相当の価値があります。デナリウス(銀貨)アス銅貨10枚...

古代ローマで使用されていた暦をローマ暦といいます。現代使われているグレゴリオ暦の源流で、前46年にユリウス暦が採用されるまで使われていました。そしてローマ暦には最古のロムルス暦とそれを改暦したヌマ暦があります。ロムルス暦最も古いローマ暦は紀元前8世紀後半にロムルス王が制定され、この王の名にちなみロムルス暦と呼ばれています。ロムルス暦では一年を10ヶ月に区切り、1,3,5,8月を31日の月に、2,4...

「教育は国がが行なうもの」というのは現代の常識になっていますが、最初は教育とは国ではなくあくまで私的に行なうものだったので、今で言う公立学校のような場所はありませんでした。しかし帝政期になり、教師という職業の社会的地位があがり、私塾が発達し、西洋教育の原型が作られました。教育は父か家庭教師が行なう教育は基本、勉強は父親が教えるか、家庭教師の奴隷(ギリシア人)を雇うかでした。親に学がなければ教育など...

古代ローマにおける医師は、征服したギリシアの地から奴隷として連れてこられたギリシア人が主でした。奴隷医と呼ばれています。ただ農場や鉱山などで過酷な肉体労働を強いられた奴隷と違い、高度な専門知識を必要とする知的労働なので、同じ奴隷とはいえ主人からの待遇は天地の差でした。解放奴隷になることも奴隷医は、最初は奴隷として主人に付き従い自由などありませんが、高官の治療などで功績をあげれば、解放されて解放奴隷...

古代の神殿といえばギリシアの印象のほうが強いかもしれません。しかし古代ローマでも神殿は、神を祀る信仰の場として人々に大事にされていました。今回はローマ社会で人々の信仰心を集めたローマ神殿を紹介したいと思います。ヘラクレス・ウィクトール神殿ローマ神殿として有名なのはイタリア・ローマに建てられたヘラクレス・ウィクトール神殿です。ギリシアのパルテノン神殿のようにどっしりとしたスケール感はなく、ひっそりと...

ローマ社会にはパトリキ/プレブスなどと呼ばれる市民階級が存在しました。同じローマ市民でも普段の生活や、社会での役割などは大きく異なっていました。パトリキにはパトリキにしか、プレブスにはプレブスにしか見えない世界があったのです。・パトリキ(貴族)/プレブス(平民)の違いパトリキパトリキとはいわば貴族階級の市民のことで、古代ローマ社会における実権を握っていた人々です。共和政ローマ初期では、一握りのパト...

古代ローマが築き上げた道路・街道・上下水道・城壁・娯楽施設といったインフラは非常に先進的で、史上類を見ない歴史的偉業とされており、近世になるまでローマ帝国全盛期に匹敵するインフラを築けた国家は皆無でした。インフラの父帝国末期には、拡張したインフラの維持コストがかさむようになり縮小を余儀なくされましたが、全盛期時代のインフラは、現代のインフラ構築おいても参考にされるほどであり、古代ローマ人はしばしば...

コロニア(植民都市)とは、ローマ人が入植する為に征服した地域のことです。英語で「入植地、植民地」を指す「コロニー(colony)」の語源にもなっています。ローマは建国以降、コロニアを積極的に創設し続けていましたが、これにはローマの覇権を拡大するということ以外にも、増えた人口を移住させたり、天然資源の権益を確保したり、退役軍人の新たな職を確保するという意味合いもありました。ローマ植民市とラテン植民市...

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