プリンケプス(市民の第一人者)とは|プリンキパトゥスとの違い

プリンケプス(市民の第一人者)とは|プリンキパトゥスとの違い

プリンケプス(市民の第一人者)とは|プリンキパトゥスとの違い

プリンケプスとは、「市民の第一人者」「指導者」を意味する言葉で、ローマ帝国初代皇帝であるアウグストゥスが自称した称号です。

 

 

プリンケプスを名乗った理由

アウグストゥスは共和主義者を粛清して、1人の最高権力者にあらゆる権限を独占させる元首政を成立させました。その際にいわゆる「独裁体制」を連想させる王号を避けて、「プリンケプス(市民の第一人者)」と名乗り、共和政への敬意をアピールすることで、反発を避けたのです。

 

元首と同じ意味合いに

やがて「プリンケプス」という称号は、「元首」とほぼ同じ意味合いとなり、3世紀末のディオクレチアヌス帝まで、皇帝の公式な称号として使われました。
ちなみに王族の男子を意味するプリンス(prince)という語は、プリンケプスを語源としています。日本語では「元首」「皇帝」と訳すのが一般的です。

 

プリンケプスの他の意味合い

■元老院の第一人者
「元老院の第一人者」のことも意味し、元老院議員中最も権威と影響力を持つ人物として、元老院議員名簿の先頭に記され、会議で最初もしくは最後に発言する人物となっていました。

 

■理想的な指導者
理想的な指導者を指す時この呼称を使う時があり、マルクス・キケロはグナエウス・ポンペイウスやユリウス・カエサルをプリンケプスと呼んでいます。

 

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