パックス・ロマーナ(ローマの平和)とは

パックス・ロマーナとは|古代ローマ空前の繁栄と平和の時代

パックス・ロマーナとは|古代ローマ空前の繁栄と平和の時代

パックス・ロマーナとは「ローマの平和」を意味し、前1世紀末に帝政を成立させたアウグストゥス帝の時代(前27年-)から、五賢帝の時代(180年)まで約200年間続いた平和な時代のこととされています。

 

 

パックス・ロマーナまでの背景

前2世紀の終わりから100年以上も続く内戦のすえ、アウグストゥスが地中海世界の統一を成し遂げ、ようやく安定した時代がやってきました。争いがなくなったことで

 

  • 築かれた強固な防衛戦により蛮族の侵入もなかった。
  • 国内の治安も安定した。
  • 上下水道や公衆浴場が発達し、衛生状態が向上したことで伝染病の蔓延もなかった。
  • 整ったインフラにより盛んな交易が行なわれた。

 

といった諸々の阻害要素がなくなり、ローマ諸都市はこれまでになく栄え、住民は平和を存分に謳歌することができたのです。

 

「パックス・ロマーナ」が終焉した理由

ローマの平和という言葉からわかる通り、あくまでこれはローマの中での平和に過ぎず、その平和は、被支配者や被支配地域の抑圧や搾取から成り立っていたのが現実で、決して美化できるものではありません。
歴史的に、そのような血塗られた地盤から成り立っている平和は長続きせず、帝国内や植民地の抑圧層の反乱や、帝国外からの異民族の侵入によって、瓦解していくのが現実です。

 

 

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