古代ローマの軍事

古代ローマの軍事

古代ローマの軍事

地中海世界全域という常識外れな範囲に領土を拡大したローマ帝国。しかしそんな大帝国も最初からそんな大国だったわけではありません。前8世紀の建国当初は、テベレ川のほとりにひっそり存在する集落に過ぎませんでした。ローマの拡大を支えたローマ軍それが周囲のポリスや民族を次々と服属させ大きくなっていき、前3世紀にはイタリア半島を統一し、さらに伸張し前1世紀には地中海世界全域を勢力圏に組み入れてしまったのです。...

ローマ軍は長らく徴兵された市民で後世されていましたが、共和政末期に職業軍人化されました。そして国家から生活を保障される見返りに、ローマの国土防衛やインフラ整備にあたっていたのです。ローマ軍団兵の兵力帝政ローマ時代には、10の大隊(コホルス)で1つの軍団が構成され、5000〜6000程度の軍団兵がいました。軍の階級や構成レギオンレギオンは、ローマ市民権を持つ軍団兵からなる正規部隊です。レガトゥス・レ...

ローマ軍を構成する兵士のことを軍団兵、一般的にはローマ兵と呼びます。ローマの帝国化を支えたローマ軍を構成していた兵隊達の実態を紹介したいと思います。市民軍から常備軍へ共和政ローマでは、ローマ兵はは一般市民で構成されており、25年の兵役が課せられました。戦争になると徴兵され、平時になると軍団は解散し、皆各々の仕事に戻っていたのです。それが元首政に移行すると、元首に常に仕える常備軍が結成され、国から生...

ローマ軍団兵が主力として装備していた武器や防具を紹介します。武器槍槍はローマ軍の主力武器として使われていました。ソルフェルルム/ピルム/ハスタと呼ばれる3種のものがあります。振り回すのではなく、投げやりとして利用されていました。剣「剣闘士(グラディエイター)」の語源ともなった、グラディウスと呼ばれる剣が用いられていました。剣先から柄の先まで70cmほどで、両刃に広い刃幅、鋭く尖った剣先などが特徴で...

ローマ軍が、数や体格で勝るゲルマン人やガリア人などの敵にも勝つことができたのは、統制のとれた国家だからこそとれた巧みな戦術や陣形があったためです。今回はそんなローマの強さを支えた戦術・陣形を紹介したいと思います。テストゥドテストゥドは、ローマ軍の歩兵戦術の1種です。歩兵が密集隊列を組み、先頭の兵士がスクトゥム(盾)を前方に、後ろの兵士が上方に構えることで、前方や上方からの主に飛び道具による攻撃を防...

古代ローマと聞いて、コロッセウム(円形闘技場)をイメージする人は多いでしょう。古代ローマ時代の最上の娯楽“剣闘士競技”の競技場であり、ここで活躍した剣闘士たちが映画やドラマなどの創作物として扱われることも多いので、多くの人に認知されていると思います。今回紹介するのは、そんなコロッセウムで活躍した剣闘士たちが用いた刀剣についてです。彼らの用いた刀剣はグラディウスと呼ばれ、「剣闘士」の英語読みである「...

ローマ軍の主戦力の1つとなった武器がピルムと呼ばれる投槍です。帝政ローマ末期に、ローマ軍の主力が重装歩兵から騎兵に移行するまで、敵の防御を崩す武器として重宝されていました。ピルムの使い方投槍のピルムは敵を直接攻撃するというより、敵の持つ盾を無効化する目的で使用されました。ピルムは重量1.5〜2.5kgと非常に重く、それが盾に突き刺さると非常に重くなり放棄せざる得なるのです。敵が盾を放棄したところで...

盾は古今通じて、世界中の戦闘で用いられてきた防具で、刃物による斬撃や突き、鈍器による打撃、投げやりや弓矢などの射撃から身を守る役割があります。現代の戦争ではほぼ出番はなくなりましたが、軍隊や警察による市内の暴動鎮圧などでは、身を守る重要な装備として未だに使用されています。古代ローマの盾スクトゥムとは古代ローマでは、ラテン語で「盾」を意味する「スクトゥム」と呼ばれる四角(もしくは楕円形)の盾が使用さ...

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