古代ローマの模擬海戦が面白い!

古代ローマの模擬海戦が面白い!

古代ローマの模擬海戦が面白い!

古代ローマの各地に建設された「アンフィテアトルム(円形闘技場)」は、大衆に大変人気の娯楽施設でした。

 

ここでは主に剣闘士による殺し合いが行なわれ、血を見たさに客席を観客が埋め尽くしたといいます。

 

剣闘士競技は、「グラディエーター」や「スパルタカス」のような映画やドラマなどでも再現されることが多いので知っている人も多いでしょう。

 

しかし円形闘技場では、剣闘士試合以外にも、「ナウマキア(模擬海戦)」と呼ばれる催しが開かれたことは、意外と知られていないのではないでしょうか。

 

この催しは、闘技場に水を張り、巨大な人工池を海に見立てて、歴史上の海戦を再現するというものです。

 

しっかりとした船が用意され、戦争捕虜や罪人、剣闘士などが船を操り戦いました。剣闘士試合を一回りも二回りもスケールアップした催しで、特別な祝賀の時のみ開催されたようです。

 

どうやって水を用意したの?

巨大な円形闘技場に、船を浮かべられるほどの水量はちょとやそっとで用意できるものではありません。

 

しかし古代ローマでは、紀元前312年から3世紀にかけて、数千キロにもおよぶ長大な水道が建設されており、1人あたりの水供給量は、現代の先進国のそれを上回るものだったといわれています。

 

闘技場一杯に水を満たすということも、大規模な水道施設を駆使し水を引いてくればやれてしまえたのが、古代ローマの恐ろしいところです。

 

※ちなみに人工池は放置しておくと大量の蚊が発生するため、修了後は必ず排水が行なわれたそうです。

 

海戦の例

・紀元前46年カエサルによりティルス船とエジプト船の戦いを再現。史上初の模擬海戦とされる。
・クラウディウス帝は100隻の船と、剣闘士と罪人からなる1万9000人の人員を投入し、ロードス軍とシシリア軍の海戦を再現。
・アウグストゥス帝はマルス・ウルトル神殿への奉納のため、古代ギリシアのアテナイとペルシアの海戦を再現。

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