古代ローマ時代の時計

古代ローマ時代の時計

古代ローマ時代の時計

古代ローマではどのようにして時間を計っていたのでしょうか。

 

日時計

ローマで最も広く用いられていたのは日時計です。立てた指針が日光に照らされ、盤の上に落とす影の方向により時刻を知る時計ですね。

 

公共の広場や建築物などに取り付けられ、それを見てローマ市民は時間を把握していました。

 

また直径数センチほどの携帯用の日時計も普及していました。

 

アウグストゥスの日時計

紀元前10年にはアウグストゥス帝の命によって、広場ほどの大きさの古代世界最大の日時計も作られました。

 

指針にはエジプト征服の象徴として、エジプト・ヘリオポリスから持ち込まれたオベリスク(高さ30m)が用いられたそうです。

 

太陽の高さというのは季節によって変わるので、指針の影が示す位置で季節も把握することができました。

 

水時計

古代において、日時計の他に時間を知る主な手段として、水時計があげられます。古代ギリシアの水時計クレプシドラ(「水を盗む」という意)がローマにも伝わり普及しました。

 

ガラスの壺の上に、水滴がしたたり落ちる容器が設置してあり、ガラスの壺に水が貯まった水の水位とガラスに刻まれた時刻のメモリを照らし合わせて、時間の経過を知ることができます。

 

水時計のメリット

日時計にないメリットとしては、太陽の出ていない夜やどんよりとした曇りの日でも時刻を知ることができるという点です。

 

逆にデメリットとしては、水圧により流速が変化するので、日時計より正確さに欠けるという点です。

 

しかし改良が行なわれるごとに正確さは増し、水時計は豊かさの象徴として裕福な人々を中心に普及していました。

トップへ戻る