軍人皇帝時代とは?わかりやすく解説

軍人皇帝時代とは?わかりやすく解説

軍人皇帝時代とは?わかりやすく解説

軍人皇帝時代とは、235〜285年に、帝国各地で軍閥が割拠し、ローマの皇帝位を左右していた混乱の時代です。

 

セウェルス朝最後の皇帝アレクサンデル・セウェルス帝 (在位222〜235)が殺害された後、285年ディオクレティアヌス帝の即位まで50年間続きました。

 

この間、共同統治者含め26人の皇帝が帝国各地の軍隊から乱立され、外部からの侵略(ペルシア人やゲルマン人など)や内乱などもあり、無秩序状態となりました。

 

混乱ぶりから、ローマにとって「3世紀の危機」とも呼ばれています。

 

軍人皇帝時代となったのはなぜ?

軍人皇帝時代に突入した背景としては、東方のペルシアや北方のゲルマン人の侵攻(⇒⇒ゲルマン民族の大移動の原因や影響とは)で戦いが激しくなり、軍隊の発言力が強まっていたことが挙げられます。軍隊を統べる者こそ、国を統べる者としてふさわしい存在とされていたのです。

 

天寿を全うした皇帝

擁立と同時に廃位も繰り返されており、軍隊の中で無能さが露呈した皇帝は、すぐさま皇帝の座を引きずり下ろされていました。皇帝のほとんどは暗殺され、天寿を全うしたものは26人中2人のみです。

 

軍人皇帝時代の最後

ガリエヌス、アウレリアヌス帝らが軍制や皇帝権威の強化により統治の引き締めを計り、ディオクレチアヌスが即位し、強力な専制政治が始められたことで、軍人皇帝時代の混乱は終りました。

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