パックス・ロマーナ(ローマの平和)とは

パックス・ロマーナ(ローマの平和)とは

パックス・ロマーナ(ローマの平和)とは

パックス・ロマーナというのは、「ローマの平和」を意味する言葉です。

 

紀元前1世紀末に帝政を成立させたアウグストゥス帝の時代から、五賢帝の時代まで約200年間続いた平和のことをいいます。

 

アウグストゥスが地中海世界の統一を果たし、内乱の一世紀に終止符を打ったことで、ローマは再び成長期に突入しました。

 

この時代は、

 

  • 築かれた強固な防衛戦により蛮族の侵入もなかった。
  • 国内の治安も安定した。
  • 上下水道や公衆浴場が発達し、衛生状態が向上したことで伝染病の蔓延もなかった。
  • 整ったインフラにより盛んな交易が行なわれた。

 

ということで、ローマ諸都市はこれまでにない繁栄を見せ、住民は平和を存分に謳歌することができました。

 

「パックス・ロマーナ」が終焉した理由

ローマの平和という言葉からわかる通り、あくまでこれはローマの中での平和に過ぎず、その平和は、被支配者や被支配地域の抑圧や搾取から成り立っていたのが現実で、決して美化できるものではありません。

 

歴史的に、そのような血塗られた地盤から成り立っている平和は長続きせず、帝国内や植民地の抑圧層の反乱や、帝国外からの「蛮族」の侵入によって、仮初めの平和は瓦解していくことになります。

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